純喫茶ぎふまふ奇譚
(上巻)
メンタル不調で休職して帰省した伊藤山翔は、偶然入った喫茶店の女店主、君島三佐子に一目惚れする。山翔が帰宅して母と話すうちに、三佐子は3年前から行方不明の弟、武瑠の彼女だと分かる。三佐子も山翔に好意を見せるが、武瑠が現れないと前に進めない。重い背景にありながら、愉快な登場人物が広島弁で織り成すグルメ&ラブコメディ。魔法使いのような三佐子の調理シーン、多彩な料理が物語を彩る。
(下巻)
音信不通だった三佐子の親友、林田美沙子(愛称・リンダ)が痩せ衰えて戻ってくる。山翔、武瑠、三佐子、リンダの共通の恩師である塾長、菊池時彦は意識のない状態で入院しているが、武瑠の居場所を知らせようと、彼らに夢で思念を送り続ける。夢と現実の境目が曖昧になって、物語は徐々に奇譚の色を濃くする。イレギュラーになっていくエピソードナンバー、謎解きも二転三転。果たして、武瑠は現れるのか。
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