岐ふ舞ふ小説改定中
Amazon Kindleより、すでに電子書籍として発売中の「岐ふ蝶の舞ふ春に(前編・後編)」ですが、現在、書き直しを行っています。
AmazonがKindle本を、紙書籍化するサービスを行っています。単価は高くなりますが、1冊から作ることができるらしいのです。
しかし、紙への印刷は電子データとは違い、修正ができません。ちょっと読み直しただけでも、「誤字脱字」や「なんで?な部分」が見つかります。
特に、この小説のキモである「時間移動」の理屈が統一されていないのが、気になりだしました。
時間を動くことによって生じる説明不能な事態を、当然起こる矛盾として説明の手を抜いていました。しかし、そうだとしても、「当然起こる矛盾」について、それなりに考察を加えなければなりません。
それで、前編の終わり、現代に戻った菊池と武瑠が、戦国時代で起きた不思議なことを振り返る「胡蝶の夢」の章。後編の終盤、別のパラレルワールドに別の自分たちがいることを知り、それを話し合う「自在天人」の章。この2章を中心に書き直しました。
紙本化に向けて、表紙や付録図表も全部差し替えたいと思います。
誰も言ってくれないので、自分で言いますが、この小説、すごいです。
日本のマトリックスだと思います。
ぜひ、お読みください。
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